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古民家と畳

皆さん、こんにちは。京都は亀岡の畳屋、龍頭畳店です。

今シーズンは暖冬傾向で暖かい日が続いていましたが、ようやくここへ来て冬らしい寒さになってきました。昨日も今日も雪がちらついていて、山々は少し積もっていましたが道に積もるまではいきませんでした。

私は昨年、ホームページにも載せていますが、古民家鑑定士一級という資格を取ることができました。そして『一般社団法人全国古民家再生協会京都第一支部』というところに入会しています。古民家鑑定士一級を持っていないと古民家再生協会には入会できないのです。では、そこが何をしているところかというと、読んで字のごとく古民家を再生するということなんですが、もう少し奥が深いのです。。

古民家再生協会の理念は「持続可能な循環型建築社会の実現」としています。新しい家を建てて誰も住まなくなったら空き家になり、放置されて朽ちていくという悪循環ではなく、今ある家(古民家)を再生させ、人が暮らし、人が住むことにより地域も活性化させていこうという取り組みをしています。その中に畳があれば、私の知識や経験が役立てることがあるかもしれないと思っています。確実に言えるのは、現在住宅よりも古民家に畳の部屋が多いということです。そういう面においても、私の出番となることがあればいくらでもお役に立ちたいと思っています。

もし、皆さんもご興味がございましたらご一報ください。

目次

古民家再生協会の活動

壁塗り体験

先日、京都府亀岡市の道の駅ガレリアかめおかで開催された『ふるさとLovers2020』で、古民家再生協会京都第一支部がイベントを行いました。亀岡市ふるさと創生課が出されているブースをお借りしての出展でしたが、たくさんの方々が展示物、体験コーナーで足を止めて下さり質問や体験をしてくださいました。
当日は、私たち以外にもたくさんのブースに展示や体験ができるコーナーがあり、老若男女問わず楽しめるイベントでした。

壁塗り体験

壁塗り体験2

当日の体験イベントの一つ壁塗り体験です。子供たちに大人気で、現役の左官屋さんに色んな道具を貸してもらったり、塗り方の指導もしてもらいながら、自由にこどもならでは発想で、個々それぞれの作品に仕上げてくれました。滅多にできない良い体験ができたのではないでしょうか⁈
最後の体験者は大人の女性でしたが、この方は買ったばかりの中古の家を自分達でリノベーションされるらしく、熱心に左官屋さんに質問されたり塗り方を教わったりされていました。

畳の展示

普通のあつみの畳

畳も展示させていただきました。
昔ながらのわらの土台に天然のイグサを使った畳表の組み合わせの畳(非常に重たい)と現在のわらの使っていない土台に和紙で織られた畳表の組み合わせの畳(非常に軽い)と対照的な畳を作って、触って確かめてもらいました。
重さの比較もされて、皆さんそのギャップに驚かれていました。
少しわかりにくいですが、手前の畳が昔ながらの重い畳で奥が現在の和紙の畳表を使った軽い畳です。

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