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和室の大きさって?

皆さん、こんにちは。

京都は亀岡の畳屋、龍頭畳店です。

新型コロナウイルスによる感染拡大で緊急事態宣言が出された中での

ゴールデンウイークも終わりました。皆さんは、どんな風に過ごされましたか?

さて、今回の話題は和室の大きさについてです。

同じ6帖の部屋でも大きく感じる部屋や小さく感じる部屋があると思います。

そう感じるだけで、実際は同じ大きさっていうことはもちろんあります。

例えば、部屋が暗ければ狭く感じ明るければ広く感じる、

なんて経験をされた方もいらっしゃるんではないでしょうか。

でも、実際に同じ6帖の部屋でも大きさが違うってことがあるのです。関西間8帖関東間8帖

 

目次

和室の大きさが違う

関東間・関西間

部屋の大きさによって名前が付けられているのをご存知でしょうか?

大きいサイズが関西間(京間)、小さいサイズを関東間(江戸間)と呼ばれています。
その間のサイズを中京間と呼んでいます。
関西間と中京間の間に、六一間と呼ばれている大きさの部屋なんかもあります。

写真は関西間サイズの畳と関東間サイズの畳を立てて比べたものです。
手前が関東間サイズの畳で、奥が関西間サイズの畳です。
1帖でこれだけの差があるので、6帖や8帖になると大分大きさに差がでてきます。

関西間

天然い草の畳表

関西間(京間)サイズは畳1枚が縦が六尺三寸(191cm)、横が三尺一寸五分(95.5cm)の大きさになります。
関西間(京間)というだけあって、京都を中心とした関西地方に多く使われているサイズの畳になります。

関東間

関東間

関東間(江戸間)サイズの畳は縦が五尺八寸寸(176cm)、横が二尺九寸(88cm)の大きさになります。
こちらも関東間(江戸間)と呼ばれるだけあって、東京を中心とした関東地方に多く使われているサイズの畳になります。

中京間・六一間

畳の大きさの比較

その他に中京間サイズの畳が縦が六尺(182cm)、横が三尺(91cm)で中部地方に多く見られるサイズの畳。
六一間サイズの畳が縦が六尺一寸(185cm)、横が三尺五分(92.5cm)で一部の地域で使われているサイズなどがあります。
写真は青い縁が付いているのが関東間サイズで、黒の縁が付いているのが中京間サイズ、緑の縁が付いているのが関西間サイズになります。
並べると大きさよくわかりますね。

まとめ

最近では関西地方でも、新築の家を中心に関東間(江戸間)サイズの畳がつかわれていることが増えています。
もう少ししたら部屋の大きさを関西間・関東間と呼ぶこともなくなってしまうのかもしれません。
ただ、関西間と関東間では6帖で比較すると縦方向で約30cm・横方向で約15cm関西間の方が大きいという事くらいは頭のすみにとどめておいてもらうと、家や部屋を選ぶ時の役に立つかもしれません。

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